なぜ今「手書きチラシ」なのか?

デザインを職業にしている人ではなくても、誰もがワードやパワーポイント、デザイン用のフリーソフトを使って、カンタンに体裁の整った活字チラシや販促ツールを作ることができる時代になりました。まさに、「アナログからデジタルへ」、時代は怒涛の速さで移行しています。

しかし、今、この流れとは逆の「デジタルからアナログへ」の動きが発生していることはご存知でしょうか? あまりにカンタンに体裁を整えることができるようになってしまったため、街にはなんとなく見やすい、でも特に目を引くこともない、多くの販促物が出回り、目を引くためにはちょっとした工夫が必要になりました。そのタイミングで注目されているのが、ちょっと薄汚い(?)ぐらいの「手書きチラシ」です。一体、なぜなのでしょう?ここでは、手書きチラシと活字チラシの違いを比較してみました。


手書きチラシと活字チラシの比較

手書きチラシと活字チラシの比較

@とにかく目立つ!

手書きチラシは、全体のチラシの1/10程度しか数がないため、単純に考えても圧倒的に目立ちます。ご自身のおうちのポストを想像しても、ついつい手書きのものだけ目に入れてしまうということはありませんか?この珍しさがマーケティング的に注目されている理由の一つです。


A顧客と近づきやすい!

手書き文字や手書きイラストは、想いが伝わりやすく、あたたかみや人間味を感じやすいと言われています。確かにもらったメールは読んだら消してしまうけど、手書きでもらった手紙は記念にとっておく・・・という方も少なくないと思います。


Bつい読んでしまう

学生の方は卒業の際に卒業アルバムに友達からメッセージをもらったり、社会人も送別会のときに色紙にメッセージをもらった経験がある方はいらっしゃいませんか?ひとりひとりの手書きの文字は不揃いで決して読みやすいとは言えません。でも、なぜか読んでしまう・・・細ければ細かいほど不思議ですが読まれます。ファンを増やしたい小さなお店などでは、手書きのリーフレットやお手紙を顧客に向けて発信する例も増えてきています。


手書きチラシは、上記の理由から、特に小さなお店やフリーランスなど、顧客にファンになってもらうことが大事なビジネスでは、挑戦して損はない販促方法の一つとされています。

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